能動的縫製職人への道

普通大学卒の素人が販売員・縫製工場での勤務を経てアパレルOEMで働きながら服作りを学ぶ過程と地方の縫製工場の現状などを綴っていきます。

近況報告

 3日坊主にしないと誓ったブログも、気付けば3つ投稿してそれっきりになってました。

 

 私が勤める縫製工場の 近況ですが、7月にミシンメンテの男子が無断欠勤を機に退社してしまいました。

 

 ミシン調整の仕事というのは

 

・型替わり(ラインで流すアイテムの切替わり)のタイミングで、必要なミシンを用意・調整する

 

・突然の縫製トラブルに対処する(糸調子や、送り歯のアタリなど)

 

この2つが主な仕事かと思います。

 

とにかくチーフ(工程を組み2ラインを指揮するボス)  、リーダー(ライン長)、サブリーダーなんかに呼ばれる仕事なんです。

 

「〇〇くーん‼︎」

 

 彼が何か悪いことでもしたのというようなきつい口調の大声で呼ばれ、不調なミシンを直す日々。

 

その呼び声が頭にこびり付いて、夜うなされるようなこともあったそうです。

 

私は彼のケアを全く出来ていなかったと思います。彼のネガティブな性格も知っていましたし、気にはしていましたが、そこまでストレスを溜め込んでいるとは思わず、彼への気遣いを行動に移したことはほとんどありませんでした。本当に彼に申し訳ない気持ちです。

 

 彼がいなくなってしまった結果、彼がやっていた業務のほとんどを私がこなさなければならなくなってしまいました。

 

 7月末に辞めてしまったのですが、それからは毎日10時過ぎまで残業することが当たり前になってしまいました。

 

 前回、残業をなくすにはというタイトルで書きましたが、さらに残業の要因が増えてしまいました。

 

 私のミシンメンテのスキルは素人同然で毎日手探り状態ですが、2年前にJUKI主催のミシン調整講習に行かせてもらったことがあったので彼の後釜は必然的に私というわけです。

 

 メンテスキルが上がってくれば残業は減っていくんでしょうね。

 

 自分も彼の後を追わないように、労働環境を改善しながら、声をあげながら、会社と付き合っていこうと思います。