能動的縫製職人への道

普通大学卒の素人が販売員・縫製工場での勤務を経てアパレルOEMで働きながら服作りを学ぶ過程と地方の縫製工場の現状などを綴っていきます。

残業を無くすには

残業を無くすにはどうしたらいいでしょうか。

 

今週は毎日9時過ぎまで仕事でした。

定時は5時。4時間以上の残業。

もちろん残業代は出ません。

 

会社は残業を強制していませんが、残業しないと納期に間に合わないし、就業時間内でやり繰り出来なければ残ってやるしかありません。

 

定時で帰る人達は言います。

時間内で作業を終わらせる努力が足りないだとか、段取りが下手だとか、どうせ残ってやればいいんだろと諦めてるだとか…

 

仰る通りです。

 

でも、俺らが残ってやってるからメーカーとの納期が守られてるし、次の仕事ももらえるわけで、ダメ出しされるばかりじゃノーペイ残業が報われません。

 

 

残業の原因から、残業を無くす為の対策を導き出すべく、兎に角書き出します。

 

・残業内容

主に納品作業(糸切り、下げ札付け、パック)

 

・その原因

①就業時間内に専任で納品作業をするスタッフがいない

 

②停滞品(中間検品ではじかれた不良、間接部門の溜まり)が多くプレス・最終検品が遅れる

 

③ミシン場の糸始末が悪く、中間検品や最終検品の際に糸切りをしなければならず、時間がかかってしまう

 

④そもそも投入の問題(営業力不足)

多品種・小ロット・短納期の投入が多く、工場の体制が対応出来ていない

 

こんな感じでしょうか。

 

これらを解消するには、納品作業専任の人員を確保して、ミシン場で糸始末を徹底して、不良を出さないようにして、営業は大きいロットの仕事だけをとってくる。

 

全部は出来ないけど、出来ることもありそう。

 

営業に関しては多品種小ロット化はどんどん進むだろうから、大きいロットが見込める異業種(作業服、制服、スポーツとか)に手を出すか、多能工の小班体制にするとかして小ロットに対応していくか。

 

残業ゼロ施策はもう少し練る必要があるので、また別の回で書こうと思います。